こんにちは!
コーヒーインストラクター2級の koyo(こーよー) です!
コーヒー☕を毎日飲んでいるそこのみなさん !
疲れた毎日のリフレッシュにコーヒーは欠かせないアイテムです。
それは人生の栄養剤とも言えます。
ただ今飲んでいるそのコーヒーがおいしくなかったらどうですか?
きっとあなたの生活の質は落ちていくでしょう。
そこで今回の記事では、
初心者さんがハマってしまう、おいしいコーヒーに出会えないNG行動をまとめました。
これを読めば今日からあなたのコーヒーに対する行動が変わります!
そして、今よりもっとおいしいコーヒーに出会える人生になります!
※この記事はインスタントコーヒーには触れていません。ペーパードリップなどで抽出するレギュラーコーヒーに限定して話しています。
情報の分からないコーヒーを買う
コーヒーを買うとき、あなたはどこでそのコーヒーを買っていますか?
きっとスーパーマーケットで購入している方が大半なんじゃないでしょうか?
それともカルディコーヒーファームや成城石井といった輸入食品を取り扱っているお店でも多くのコーヒーが取り扱われているので、そちらで購入されている方もいらっしゃると思います。
結論から言います。
スーパーマーケットに行くとだいたい200g、500~1000円ほどで買える安価なコーヒーが売られています。
あなたが今後もそのようなコーヒーを買い続けているうちは、きっと感動するようなおいしいコーヒーに出会うことはないでしょう!
その理由を説明します。
私たちが一般的に購入できるコーヒーには大きく分けて2種類のコーヒーがあるのをご存じですか?
それが・・・
- コモディティコーヒー
- シングルオリジンコーヒー
あなたはこの2種類のコーヒーの違いを理解して、購入することで、これからはより質の高いコーヒーを楽しむことができるのです。
そして一度知ってしまえば、もうあなたは今日から選ぶことができるんです!
簡単なことです。
コモディティコーヒー
では今から説明していきます。
と、聞いてもちょっとピンとこないんじゃないでしょうか?
そこで、もう少しわかりやすくコモディティコーヒーの特徴を上げていきます。
コモディティコーヒーの特徴
・その国のいろんな農園から取れたコーヒー豆が混合されている。
・比較的安価
・味に特徴がない
解説していきます。
まずスーパーマーケットでキリマンジャロと書かれたコーヒーを買ったとします。
キリマンジャロはタンザニアという国で生産されたコーヒーです。
でもそれがキリマンジャロの 誰が、どこの農園で、いつ焙煎したものか、はっきりとしていません。
というよりは、はっきりすることができないのです。
なぜなら、コモディティコーヒーとはその国で生産されたいろんな豆を寄せ集めて、”キリマンジャロ” と呼称しているからです。
流通の観点から大量生産されるコーヒー豆は、その多くを一まとめにして売った方がコストも安く儲かります。
だからスーパーで売られているコーヒーの多くはコモディティコーヒーであり、安価なのです。
安価で手に入れやすいことはメリットでもありますが、おいしいコーヒーを求めているあなたにとってはそれはデメリットです。
コーヒーは生き物です。 野菜と同じで、その土地や環境に味の質が大きく作用します。
では、コモディティコーヒーのように多種多様な農園のコーヒーをごちゃまぜにしたコーヒーというのはどうでしょうか?
当然、良いコーヒー豆の中に悪いコーヒー豆が混ざっているかもしれないですよね?
しかもそれがどれくらい混ざっているのかは、私たちに確認することはできません。
仮に、偶然飲んだそのキリマンジャロがとても美味しかったとします。
でも、もう一度リピートして買ったキリマンジャロがまた同じように美味しいかの保証はできません。
なぜなら色んな豆が混ざっているからです。
もちろんブレンドされる割合は、ある程度その商品ごとで決まっているんでしょうが、その味の再現性は低くなります。
それがもう一つのデメリットである ”味に特徴がない” につながるのです。
以上のことから、味の追求をしようとするあなたにとって、コモディティコーヒーを買うことはおススメしません。
シングルオリジンコーヒー
では、一方でシングルオリジンコーヒーとはどのようなコーヒーなのでしょうか?
コモディティコーヒーとは対照的な立ち位置にあることが分かりますよね。
ではどんな特徴があるか見てみましょう!
シングルオリジンコーヒーの特徴
・生産農園、生産者、焙煎日、精製方法などが明確である。
・高単価
・味に特徴がある=こだわっている
以下、詳しく解説します。
シングルオリジンコーヒーとは、一つの農園から生産、収穫、精選、されるまでの工程が明確で一貫しています。
ここでより具体的にイメージしてもらいやすい例えとして挙げるのが、道の駅などで売られている野菜です。
野菜? コーヒーとなにか関係ある?!
と思ったかもしれません。それがあるんです!
道の駅などで売られている野菜を見たときに、生産者の顔写真が表示されているのを見かけたことはありませんか?
シングルオリジンコーヒーって実はあれと同じ構造なんです。
いつ、どこで、誰が、どんな風に作ったのかが明確である。
それは野菜もコーヒーも同じことです。
そもそもなぜそのようなことをしているのか? わかりますか?
それはトレーサビリティ(追跡可能性)を強化することによって生産者と消費者のお互いに利点が生まれるからです。
生産者は自分が育てたコーヒーを少しでも高く流通させたいと思っています。
「私の農園で作ったコーヒーはこんなこだわりがあります! こういうことに気を付けています!」
といったように、他の生産者にはない魅力を伝えることができたら、より高い価格で取引してもらえるかもしれませんよね?
逆に、消費者側から見た場合はどうでしょう?
どこのだれが作ったかもわからないコーヒーを買うよりかは、何か明確なデータが公表されているものがあるのならば、そちらを買いたいと思いませんか?
ましてや自分の体に入れるものです。より安心安全であったほうが、そのコーヒーを飲んだ時に安らげそうな気がしませんか?
そしてここが一番重要です!
そのように、こだわりを持って生産されているコーヒーが、なにもこだわっていないコーヒーと比べて、マズくなるわけがないですよね?
それが私が言いたかった答えです。
シングルオリジンコーヒーは、生産者と消費者のお互いの利点を生むだけでなく、コーヒーそのものの味のクオリティアップにも一役買っているのです。
以上が、コモディティコーヒーとシングルオリジンコーヒーの違いです。
そして、もうこれを読んだあなたには知識があります。 そして選ぶ権利があるのです!
明日からは、よりおいしいコーヒーを買おうと思ったら、シングルオリジンコーヒーを買えばいいのです!
一度にたくさんのコーヒーを買う
突然ですが、コーヒーって、一度にどれくらいの量を買っていますか?
そもそも何グラム買っているかどうかとかって考えたことはありますか?
大容量でお得なセットだから、こっちにしよう!
といったように、ついつい目先のお金のことがチラついて、たくさんのコーヒーを買ったりしていませんか?
結論から言います。
そうやってたくさんコーヒーを買って長期保存すること。
それはおいしいコーヒーを求めるあなたにとってよくない行動なのです。
では、なぜよくないんでしょうか? 考えてみてください。
コーヒーは生鮮食品で、ナマモノです。
いや、何をいまさら、またまた人をバカにしてと思った方いらっしゃるかもしれません。
でも意外とこの事実を本当の意味で理解できている人って少ないんです。
コーヒーというのは植物で、主に赤道に近い、気温が高く、雨量も多い熱帯地方で育ちます。
大きくなると赤い実が成って熟すと収穫されます。
そして、皮を剥いで生豆の状態にして(精製)、天日干しで乾燥させます。
そのあとに、その生豆を炒ると(焙煎)、みなさんがご存じの、あの茶色いコーヒーの豆になります。
だから何を言いたいかというと、皮を剥いて、乾燥させて、火を通しただけなんです。
加工食品じゃないんです。もちろん添加物も入ってません。
ということは腐るんです。
コーヒー豆というのは基本的に乾燥状態で、腐るという言葉はあまり似つかわしくありませんが、品質が落ちることは確かです。
ということはです! もうお分かりですね?
一度にたくさんのコーヒーを買って、長期で保存していたらどうでしょうか?
そのコーヒーはだんだんとおいしくなくなっていきます。
具体的に言うと、酸味や苦みの特徴がより顕著になり、それが味わったときに渋みとして感じるようになってきます。
基本的に1杯のコーヒーで使う粉の量は 15g程度、人によりけりですが多くても 20gくらいだと思います。
ですから、200gで買ったとしたら、13~10杯分くらいです。1日1杯だとしたら 2週間もないくらいで使いきれます。
まずはこうして、具体的に自分がどれくらいの感覚で消費しているか知ることが大切です。
そうすることで、大量に買いすぎることもなくなって、いいサイクルで常に新鮮なコーヒーを味わうことができるようになるのです。
粉のコーヒーを買う
コーヒーを買うときに店員さんに必ず聞かれることがあります。
あなたも毎回買うたびに絶対に聞かれているはずです。
それは、、、「豆のままですが、お挽きしましょうか?」
家にコーヒーミルといわれるコーヒー豆を挽く道具がない方は、迷わずお願いしますと言っていることでしょう。
でもその行動、実はおいしいコーヒーを飲むためを思えば、良くないんです。
さきほど私は、コーヒーは生鮮食品だと言いました。
時間がたてば鮮度は落ち、劣化するものです。
で、なぜコーヒー豆を挽いてもらうのがよくないのか?
ズバリ結論を言いましょう!
コーヒー豆を挽いて粉にすると、空気に触れる面積が大きくなって酸化が早まるからです。
ここで、いや、ウチは密閉されたビンで保管しているから、大丈夫だ!と思ったかもしれません。
でもビンで保管しているかどうかの酸化のスピードの差というのはそこまで大きいものではありません。
それよりも、豆から粉にしてしまったときの酸化のスピードの差の方が圧倒的に大きいのです。
ですから、あなたが買ったコーヒーをよりおいしい状態で飲みたいのであれば、お店で挽いてもらってはいけません。
コーヒーミルがないのであれば買いましょう。今は電動のものから手動のハンドタイプのものまで様々です。
そこまでこだわらなければ5000円も出せば、それなりの品質の良いコーヒーミルが買えます。
初期投資さえすれば、以降ずっと今よりおいしいコーヒーが飲めるようになると考えると、買わない以外の選択肢はありません。
おいしいコーヒーが飲みたいあなたにとって、それはオプションではありません。必須アイテムです。
そして、毎回コーヒーを飲む直前に豆を挽きましょう。
すると挽きたてのいい香りが楽しめます。
そして今度お店に行ったときには、店員さんに自信をもってこう言うのです。
「豆のままでいいです!」
これが言えたら、あなたはもうその日からコーヒーマニアの仲間入りです。おめでとうございます!
まとめ
冒頭でもお話ししたように、コーヒーというのは人生の栄養剤です。
今、説明した3つのNG行動を気を付ければ、あなたのコーヒーライフもきっと輝かしいものになるでしょう。
そのためには、コストの面でいろいろと課題をクリアしていかない場面に出会うと思います。
でもどうですか?人生をよりよくするためにおいしいコーヒーを飲むんですよね?
そこをケチっていて、果たして人生が豊かになるんでしょうか?
コーヒー好きなあなたにとって、いいコーヒーと、いい人生はニコイチです。
どちらが欠けてもいけないのです。
今日からあなたのコーヒーライフがより輝きを増すことを願っています。